<臨床研究はしくじりから学べ! 21の勘違いが教える臨床研究の極意>
臨床研究のしくじりは「勘違い」が原因だった!?
P値は小さいほどいい。
後ろ向き研究は前向きに劣る。
多変量解析は万能・・・
ベストセラー・ロングセラー「臨床研究の道標」の著者が率いる京大チームが、ありがちな勘違いの具体例を使って臨床研究の正しいお作法を懇切丁寧に解説。
なぜ研究がうまくいかないのか。
この研究結果は本当に信頼できるのか。
なぜ論文がレジェクトされるのか。
そんな疑問に答える1冊です。
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<目次>
序
I.疑問(リサーチクエスチョン)の勘違い
1 すべての疑問はPECOに構造化できる?
2 新規性=よい研究?
3 アット・リスクとはアウトカムを起こしやすいこと?
4 アウトカムは盛りだくさんのほうがよい?
目からウロコの臨床研究:研究デザインのご利益
II.測定の勘違い
5 リスク=危険性?
6 主観的なアウトカム指標は科学的ではない?
7 先行研究で使用されている尺度なら安心?
8 カテゴリー化の悪用?
目からウロコの臨床研究:目にみえないものを計測するという発想
III.デザインの勘違い
9 RCTは常に最強のデザインなのか?
10 「後ろ向き」なコホート研究?
11 横断研究は欠陥だらけ?
Column オッズ比の解釈に関する勘違い
目からウロコの臨床研究:持つべきものは友とメンター?
IV.比較の勘違い
12 前後不覚!?
13 比較すれば問題なし?
14 比較を邪魔しているのは誰だ?
15 バイアスって何?
16 多変量解析は万能?
17 P値が小さいほど,効果が大きい?
目からウロコの臨床研究:「臨床研究」への憧れと大きな誤解
V.研究抄録5つのチェックポイント
Column 構造化抄録の書き方
18 リサーチクエスチョンは切実か? 目的は明確か?
19 目的と方法が一致しているか?
20 方法自体がゆるくないか?
①抄録に書くべき「方法」の内容
②ゆるい比較と固い比較
Column ビッグデータの時代
21 結果と結論が乖離していないか?
目からウロコの臨床研究:査読者の視点から
臨床研究21のチェックポイント
あとがき
索引
著者紹介
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【新刊】
臨床研究 21の勘違い
福原 俊一/福間 真悟/紙谷 司 著
A5版/256ページ
定価:単行本 3,960円(本体3,600円+税)
出版社:医学書院
【2021年11月8日発売予定】