新時代の医療をともにデザインする

Primaria ONLINE

2月号
2023
February
責任編集
福原 俊一

学びは、医療者の仕事の中核です
学び続けたい全ての医療者の皆様へ
見て、聴いて、触って、感じて、体験して・・・
さあ、始めよう

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2022年10月号

Primaria ONLINE
読者アンケート結果

オンライン・マガジンは読みやすいですか?
  • とても読みやすい(52%)
  • やや読みやすい(43%)
  • やや読みにくい(5%)
  • とても読みにくい(0%)
各記事の量は適切ですか?
  • 多すぎる(0%)
  • ちょうどよい(98%)
  • 少なすぎる(2%)
音で聴く記事は聞きやすいですか?
  • とても聞きやすい(33%)
  • やや聞きやすい(50%)
  • やや聞きにくい(12%)
  • とても聞きにくい(5%)
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Primaria ONLINE 読者アンケートに
ご協力ください

Primaria ONLINE は、みなさまにとりまして、もっと魅力的で価値の高い情報や交流の場を提供できるように、みなさまのご意見やご要望を積極的に取り入れ、今後の改善に役立てていきたいと存じます。

みなさまのご意見を、ぜひお聞かせください。アンケートは、数分でご回答いただける簡単なものです。

*ご回答者の中から抽選で、編集長 福原俊一 著「あなたも世界の臨床研究者に 京都大学医学研究科 MCRプログラム開講10周年記念誌」を贈呈申し上げます。

Primaria ONLINE 編集部

01 Visionary People新たな価値をつくり出す人々

医療と医学の世界で新しい価値を作りだしている医療者を、有名無名問わずハイライト。
今回は、国内だけでなく、海外に向けてもご活躍の福島県立医科大学総合内科教授の濱口杉大氏です。


インタビュアー:上野文昭
大船中央病院特別顧問/
米国内科学会最高栄誉会員(MACP)
福島県立医科大学 総合内科教授
濱口 杉大

健全な地域医療を福島から発信したい

長野県の佐久に生まれた。実家は食堂を営み、常連だったのが佐久総合病院院長で地域医療に多大な功績を残した若月俊一先生。「佐久総合病院で働く医師のような医師になりなさい」という周りの勧めもあり医学部を目指した。後期研修で赴任した舞鶴市民病院で、副院長の松村理司先生との出会い、過去にカナダから来られていたChristopher Willis先生の存在が熱帯医学を学ぶきっかけとなりロンドンへ留学。帰国後、長崎大学の有吉紅也先生のお話に感銘を受け、ベトナムで熱帯医学の研究をし、博士号を取得した。……


インタビュアー:上野文昭
大船中央病院特別顧問/
米国内科学会最高栄誉会員(MACP)

02 アカデミックジェネラリスト

2022年4月から高知大学大学院にも進学している松原先生に臨床研究を始めたきっかけなどのお話を伺いました。

高知で再び臨床研究に出会った

この臨床研究フェローシップに参加しようと
決めたきっかけを教えてください。

実は専攻医時代に、臨床研究てらこ屋に参加したんです。その時、司会をされていたのが、現在のメンターである佐田憲映先生(高知大学臨床疫学講座)でした。てらこ屋に参加後も臨床研究に興味は持っていたのですが、指導してくれるメンターもいなかったし、……

03 近未来の医療と介護

医療政策を立案し実行する側にいた専門家に、日本の現状や展望をどうとらえているのかを語っていただきます。

介護DXの策定を

介護DXはまだあいまいなままになっている

骨太方針2022では、医療DXについては本格的な方針が示された。健康保険証を廃止しマイナンバーカードに一体化し、「全国医療情報プラットフォームの創設」、「電子カルテ情報の標準化」、「診療報酬改定DX」などの推進が明記された。……


元・内閣官房
社会保障改革担当室長
宮島 俊彦

04 働きながら「研究」を学ぶ

研究者としてのキャリアを志す、
あなたに最適な学び方を見つけよう。

独立した研究者になるための6つの要件 (1.系統的な学習 2.実践的演習 3.データ 4.メンター 5.プロテクテッドタイム 6.仲間)、その一つ一つを先輩たちがどうやって乗り越えて学んでいるのか、具体的な事例を聞いてみましょう。

「臨床研究てらこ屋」の物語を紹介。

臨床医が臨床研究を学びはじめる場として好評の「臨床研究てらこ屋」について、セミナーの誕生秘話や近年の取り組み例などを参加の声を交えて紹介します。また、開催予定のセミナーの内容についても解説します。

臨床研究てらこ屋

05 京都大学ジャーナルクラブ

京都大学医療疫学教室では、編集長が教授であった時代から、毎月全員でジャーナルクラブを開催してきました。
世界の4大誌の最新号を担当者が要約し、担当者が特に注目した論文にたいして、参加者全員で批判的に議論します。
このコーナーではその一端をお見せしたいと思います。

今号の論文
Das Pradhan A, Glynn RJ, Fruchart JC, et.al; PROMINENT Investigators. Triglyceride Lowering with Pemafibrate to Reduce Cardiovascular Risk. N Engl J Med. 2022 Nov 24;387(21):1923-1934. doi: 10.1056/NEJMoa2210645. Epub 2022 Nov 5. PMID: 36342113.

トリグリセリド(TG)高値は心血管リスクが多いことと関連することが知られているが、TG値を減らすことで心血管イベントの発生が予防できるかどうかはわかっていない。2017年3月から2020年9月の期間で、2型糖尿病と軽度~中等度の高TG血症(200~499 mg/dL)を有し、かつHDLコレステロール値40mg/dL 以下の患者を対象に、ペマフィブラート(0.2 mg 錠 1 日 2 回)を投与する群とプラセボ投与群を比較する二重盲検ランダム化比較試験が行われた。……

06 臨床研究の道標

第一線の医療者が、臨床研究に取り組み、悩み、紆余曲折を経て、世界に発信した「臨床研究の旅の物語」を読んでみましょう。あなたが今抱えている、もしくはこれから向き合うことになるかもしれない悩みをうまく乗り越えるためのヒントがそこにあるかもしれません。

研究タイトル
アルコール乱用は
独居者における孤独死の潜在的
リスク因子である;京都における横断研究

RQとの出会い・着想の瞬間

日本は高齢化とともに、独居パンデミックとなることが予測されています(図1)。2040年には、独居世帯が全体の4割を超え、今後、ますます孤独死が増加する可能性があります。孤独死という言葉が世間で言われるようになった2011年ころ、私は、京都府立医大で救急診療と法医学の2足の草鞋を履いて勤務を開始しました。法医学に携わりながら、日々の業務において、……

宮森 大輔 Profile
広島大学病院
総合内科・総合診療科
診療講師
  • Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health
  • gMAP eMAP
  • 高知県 臨床研究フェローシップ
  • 橋本市民病院
  • 白河総合診療アカデミー