新時代の医療をともにデザインする
- 8月号
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2024August
- 責任編集
- 福原 俊一
学びは、医療者の仕事の中核です
学び続けたい全ての医療者の皆様へ
見て、聴いて、触って、感じて、体験して・・・
さあ、始めよう
- はじめての方
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- インタビュアー:上野文昭
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大船中央病院特別顧問/
米国内科学会最高栄誉会員(MACP)
- 島根大学医学部
総合医療学講座 教授 - 牧石 徹也
どこで学んだか、ではなく
何を学んできたか、が大事
たまたま成績がよかった、周囲の影響もあり、なんとなく医学部に進学した。大学の臨床実習中、アメリカでの臨床研修から帰国した外科医に出会った。アメリカで学んだ臨床研修の指導法に憧れ、感化され、USMLE(米国医師国家試験)の勉強や試験にも挑戦した。しかし臨床留学という夢は果たせなかった。滋賀医科大学の医局に入り、大学院でも学んだが、自分の目指したキャリアとは違うのではないかという思いを常に抱えていた。転機となったのはACP(米国内科学会)への入会。これは神様が与えてくれたチャンスだと今でも思っている。多くの出会いに恵まれ、ACPでの活動で1カ月間、ロサンゼルスの病院でエクスターンシップを経験することができた。「アメリカでの学びはたくさんあるけれど、日本にも素晴らしいことはたくさんある。どこを通ってきたかよりも、何を学んできたかが大事」と気づいた。……
- インタビュアー:上野文昭
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大船中央病院特別顧問/
米国内科学会最高栄誉会員(MACP)
02
これから臨床研究を始めるに当たり松山先生にお話を伺ってきました。
血液内科と総合内科の両者を経験した立場から臨床研究へ
私は初期研修でローテートした際にやりがいを感じた血液内科に入局し、後期研修を始めました。もともと内科一般を幅広く見れるようになりたいという思いもあり、医局にお願いをして勉強のために現在の橋本市民病院総合内科に卒後4年目より勤務することになりました。血液内科医としての経験も浅かったですが、橋本市民病院には血液内科がなく、血液内科医としてのベースを少しでも活かすことができればと思いながら総合内科医として勤務しておりました。そうした視点で見ていたことで、両者の境界や役割分担を意識するようになり、のちの臨床疑問につながったと感じています。卒後5年目からは、当時の血液内科の医局の先生方のご厚意で、大学病院の血液内科外来も同時に勤めさせていただけたおかげで、血液内科医としての経験も継続して積むことができました。……
03
医療政策を立案し実行する側にいた専門家に、日本の現状や展望をどうとらえているのかを語っていただきます。
地域包括医療病棟の新設で地域医療構想はどう進んでいくのか
新設の地域包括医療病棟は、
急増する軽症・中等症の後期高齢者の救急に対応
2024年度診療報酬改定で、「地域包括医療病棟入院料」が新設された。この背景としては、高齢者の人口増加に伴い、特に後期高齢者の救急搬送者数が増加し、中でも軽症・中等症が増加していることがある。……
- 元・内閣官房
社会保障改革担当室長 - 宮島 俊彦
04 日本臨床疫学会からのお知らせ
第7回 年次学術大会 11/2(土)・3(日)開催!
医療者を中心に約1,000名の会員数を誇る日本臨床疫学会の第7回年次学術大会について、11/2(土)・3(日)の開催概要をお伝えします。
05
第一線の医療者が、臨床研究に取り組み、悩み、紆余曲折を経て、世界に発信した「臨床研究の旅の物語」を読んでみましょう。
あなたが今抱えている、もしくはこれから向き合うことになるかもしれない悩みをうまく乗り越えるためのヒントが、そこにあるかもしれません。
- 研究タイトル
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髄内型整復は大腿骨転子部骨折の内固定後のカットアウトと関連する
リサーチ・クエスチョン(RQ)との出会い・着想の瞬間
整形外科医になりたての私が最初に取り組んだ手術、それが大腿骨転子部骨折でした。最初から思い入れがあったわけではありません。単純に最も数の多い手術だったのです。大腿骨転子部骨折の患者さんは非常に高齢なので、術後に即時荷重可能な手術が必要になります。髄内釘で固定する手術を行うのですが、術後合併症としてカットアウトがあります。カットアウトを防ぐには強固な固定を行うのがよいだろうと整形外科医はいろいろ工夫をしています。……
- 乾 貴博 Profile
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帝京大学臨床研究センター・
医学部整形外科学講座・外傷センター 講師