新時代の医療をともにデザインする

Primaria ONLINE

8月号
2023
August
責任編集
福原 俊一

学びは、医療者の仕事の中核です
学び続けたい全ての医療者の皆様へ
見て、聴いて、触って、感じて、体験して・・・
さあ、始めよう

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2023年4月号

Primaria ONLINE
読者アンケート結果

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  • やや読みやすい(38%)
  • やや読みにくい(21%)
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ご協力ください

Primaria ONLINE は、皆様にとりまして、もっと魅力的で価値の高い情報や交流の場を提供できるように、皆様のご意見やご要望を積極的に取り入れ、今後の改善に役立てていきたいと存じます。

皆様のご意見を、ぜひ、お聞かせください。アンケートは、数分でご回答いただける簡単なものです。

*ご回答者の中から抽選で、編集長 福原俊一 がプログラムディレクターを務めた京都大学医学研究科MCRプログラムの開講10周年記念誌「あなたも世界の臨床研究者に」を贈呈申し上げます。

Primaria ONLINE 編集部

01 Visionary People新たな価値をつくり出す人々

音声コンテンツをお楽しみください

医療と医学の世界で新しい価値を作りだしている医療者を、有名無名問わずハイライト。
今回は、プリマリアオンライン初の海外インタビュー、ハワイ大学内科の西村義人氏です。

インタビュアー:福原俊一
京都大学 特任教授
Johns Hopkins大学 客員教授
福島県立医科大学 副学長
ハワイ大学内科
西村義人

高い臨床力・診察力が変革のパワーになる

小学生の頃に母を食道がんで亡くし、その後、高校時代の恩師が、がんを患った。身近で大切な人たちの病がきっかけで医学部を志した。岡山大学医学部卒業後、岡山大学病院総合内科・総合診療科で医師として従事するが、岡山という殻を飛び出して、患者のためのケア向上、自分の能力ひいては人の能力を高めるために何かしたいと考えるようになったのが原点であり、西村氏のコアバリューだ。日本で研修を受け、基礎研究で博士号を取得、さらに厚生労働省に出向して医療行政に携わり、非常に短期間の濃厚な日本での医療体験を経て、アメリカでも研修を受けた貴重な存在である。……


インタビュアー:福原俊一
京都大学 特任教授
Johns Hopkins大学 客員教授
福島県立医科大学 副学長

02 アカデミックジェネラリスト

開催報告
福島県立医科大学
臨床研究イノベーションセンター
10周年

2011年3月11日の東日本大震災当時、編集長の福原がこれまで約10年間共同研究等で友情を深めていた福島県立医科大学整形外科学教室の菊地臣一教授は、学長を務められていました。
2012年10月、福原は、副学長を拝命しました。本人にとっても青天の霹靂で、大きな責任を感じたのを覚えております。……

03 近未来の医療と介護

医療政策を立案し実行する側にいた専門家に、日本の現状や展望をどうとらえているのかを語っていただきます。

医療計画は道半ば

医療計画は全般的に消化不良の感がある

来年4月から始まる第8次医療計画については、3月末に5疾病5事業、在宅医療、外来医療、医師確保などのガイドラインが出揃った。また、5月中には6事業目の「新興感染症発生・まん延時における医療」のガイドラインも示された。……


元・内閣官房
社会保障改革担当室長
宮島 俊彦

04 働きながら「研究」を学ぶ

音声コンテンツをお楽しみください

研究者としてのキャリアを志す、
あなたに最適な学び方を見つけよう。

独立した研究者になるための6つの要件 (1.系統的な学習 2.実践的演習 3.データ 4.メンター 5.プロテクテッドタイム 6.仲間)、その一つ一つを先輩たちがどうやって乗り越えて学んでいるのか、具体的な事例を聞いてみましょう。

「gMAP sp / iMAP sp」をご紹介します。

メンタリングが受けられる臨床研究オンラインプログラムの「gMAP sp / iMAP sp」について紹介します。また、受講生へのインタビューの音声データを掲載しています。ぜひ、お聞きください。

gMAPsp[ジー・マップ]/iMAPsp[アイ・マップ]

05 福原編集長の気まぐれコーナー

動画コンテンツをお楽しみください

第2回をお届けします。
これからも不定期に、多様なトピックで話題を提供します。

今号のテーマ
世界最高峰のJohns Hopkins大学SPHの日本プログラムでは、日本で働きながらMPHを取得することができます。5期生の山口氏に取材しました。

06 京都大学ジャーナルクラブ

京都大学医療疫学教室では、編集長が教授であった時代から、毎月全員でジャーナルクラブを開催してきました。
世界の4大誌の最新号を担当者が要約し、担当者が特に注目した論文に対して、参加者全員で批判的に議論します。
このコーナーでは、その一端をお見せしたいと思います。

今号の論文
RECOVERY Collaborative Group. Electronic address: recoverytrial@ndph.ox.ac.uk; RECOVERY Collaborative Group. Higher dose corticosteroids in patients admitted to hospital with COVID-19 who are hypoxic but not requiring ventilatory support (RECOVERY): a randomised, controlled, open-label, platform trial. Lancet. 2023 May 6;401(10387):1499-1507. doi: 10.1016/S0140-6736(23)00510-X. Epub 2023 Apr 13. PMID: 37060915; PMCID: PMC10156147.

低用量ステロイドは、酸素または人工呼吸を要するCOVID-19患者の死亡率を低下させることが示されている。この患者群における高用量ステロイドの効果は未知である。非盲検ランダム化プラットフォーム試験(RECOVERY)は、COVID-19で入院した患者において、複数の治療を評価するプラットフォーム試験である。対象者は酸素投与を受けているか、または室内空気で酸素飽和度が92%未満の成人患者で、高用量ステロイド群(デキサメタゾン20mgを1日1回5日間、……

07 臨床研究の道標

第一線の医療者が、臨床研究に取り組み、悩み、紆余曲折を経て、世界に発信した「臨床研究の旅の物語」を読んでみましょう。
あなたが今抱えている、もしくはこれから向き合うことになるかもしれない悩みをうまく乗り越えるためのヒントが、そこにあるかもしれません。

研究タイトル
進行がん患者における死亡直前期の入浴と生存の関連:
前向きコホート研究

リサーチ・クエスチョン(RQ)との出会い・着想の瞬間

RQとの出会いは、訪問診療で終末期のがん患者さんのお宅に伺ったときでした。患者さんは、診たところ生命予後が数日といった状況で、せん妄のため意識もはっきりしていませんでした。そんな中、ご家族の方から、こう訊かれたのです──「あの、こんな状態でもお風呂に入れてあげて大丈夫でしょうか?」……

大屋 清文 Profile
ピースホームケアクリニック
副院長
  • Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health
  • gMAP eMAP
  • 高知県 臨床研究フェローシップ
  • 橋本市民病院
  • 白河総合診療アカデミー