Primaria ONLINE 2022年02月号
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することができました。また、複数の査読者からテーマはとても面白く、筆者らの仮説はいかにもありそうだ、との意見も多く頂き、論文化を進める上で自信になりました。 本研究が世界で初めて腹膜透析患者の性格傾向を定量化し、アウトカムとの関連を検討した研究であるという点だと思います。性格傾向などの患者側の因子を定量し、腹膜患者の教育や予後などとの関連を検討する研究が続いて出てくるといいなと思っています。 初めは誰もがそうなのかもしれませんが、研究のデザインからデータの取得、解析、論文の執筆まで、今回が全て初めてだったので何をするのにも時間がかかり、大変でした。デザインに関しては塾で習ったことを復習しながら進めることができましたが、それ以降はまさに手探りで、何かにつまずく度にしばらく研究を放置することが度々あり、メンバーの方々にはご迷惑をおかけしました。 同じチームメンバーの方々に助けて頂きました。モチベーションを維持するための声掛けから今後の方針やトラブルを解決するためのディスカッションまで、一人で研究を進めていたら今頃はまだデータをいじっている段階だったかもしれません。一緒に論文化まで導いてくださった原先生、平塚先生、山田先生、本当にありがとうございました。またこのように、所属組織などの枠組みを超えて共同研究をする機会を作ってくださった、福原先生をはじめとするiHopeの方々には感謝の念に堪えません。この研究の一推しポイントここが一番苦労したどうやって乗り越えたかONLINE2022年2月号Ⓒ 2021-2022 iHope International All Rights Reserved.

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