ONLINE2022年2月号次のページへ臨床研究てらこ屋臨床医が臨床研究を学びはじめる場として定番となった人気セミナー「臨床研究てらこ屋」を今年も開催します。臨床研究に関心のある臨床医なら誰でも参加可能です。入門編のプログラムで、事前学習、当日の講義・グループワーク・発表会を通して、丁寧に学ぶことができます。これまでに疫学、統計学などの臨床研究手法の系統的な教育、研修を受けたことのない方でも安心してご参加いただけます。「臨床研究のてらこ屋」は、2006年以来、毎年、認定NPO法人iHopeによって開催されてきました。このてらこ屋を考案し、長らく「塾長」として協力してこられた福原編集長に伺いました。てらこ屋は、2004年に開講した「腎臓・透析医のための臨床研究デザイン塾」(塾長は福原) にその起源があります。塾は、全国の若手臨床医を対象にした集中的な合宿形式で、17年間で180名以上の塾生が参加しました。塾生の中から教授6名を輩出、1000編以上の英文原著論文が発信されています。この塾による日本の腎臓透析領域の臨床研究の質向上への貢献に対して、日本腎臓財団から学術賞が授与されました。 この塾の存在が徐々に知られるようになり、希望者が増えました。塾には人数制限があるため、そのニーズに応えるために考案したのが臨床研究のてらこ屋でした。基本的に臨床医を対象に開催してきましたが、これとは別に、「多職種のためのてらこ屋」を北海道で、また整形外科、炎症性腸疾患(IBD)など専門領域別のてらこ屋も開催してきました。Ⓒ 2021-2022 iHope International All Rights Reserved.福原編集長歴史「臨床研究てらこ屋」の物語
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