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Primaria Vol.9

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Visionary People-新たな価値をつくり出す人々-

医師としての責任を全うするため、

思い切り生きよう。

湘南東部総合病院腎臓内科・透析センター長

斎藤 明

 

誰も教えてくれなかった

診断推論

第9 Too many differentials will kill you.

 

臨床研究の道標 実践編

第9回 相手に「伝わる」抄録の書き方

 

From ACP(米国内科学会)Japan Chapter

超高齢社会における内科医療の役割を再考する

ACP日本支部年次総会2014プログラム委員長

聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科准教授

柴垣 有吾

 

 今、注目の人に聞く-発行人対談-

「褥瘡」は薬剤師との協働で治癒させられる。

しかも病院経営が大幅に改善。

独立行政法人国立長寿医療研究センター

治験・臨床研究推進部高齢者薬物治療研究室長

古田 勝経

 

ふくしまから始める-Future From Fukushima-

第6回 総合診療医の育成と臨床研究の拠点を福島に

JA福島厚生連白河厚生総合病院院長 

白河総合診療アカデミーセンター長

前原 和平

 

World Health Summit(世界医学サミット)のお知らせ

 

編集後記

 

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医師としての責任を全うするため、思い切り生きよう。

 1943年生まれ。医学部でのインターン廃止活動に端を発した学生運動が隆盛をきわめた世代だ。民間病院で、臨床と研究を両立させるといった気概を持ち、50歳で留学し、東海大学医学部教授に抜擢された。現在は研究の集大成としてバイオ人工尿細管デバイス開発に情熱を注いでいる。
1999年から始まった、DOPPS(Dialysis Outcomes and Practice Patterns Study:血液透析の治療方法と患者の予後についての国際的多施設共同研究)のSteering Committee(舵取り委員会)の日本代表委員として重要な役割を担った。backnumber_Vol_9_image02.jpg

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第9回 相手に「伝わる」抄録の書き方

臨床研究は、なんのためにするのでしょうか?臨床研究は自己満足のために行うのではなく、得られた結果を医療現場へ還元することがゴールです。そのためには、人に「伝える」ことが必要です。しかし、学会発表や論文を投稿する際に書かれる抄録の中には、伝わらないものを見かけることが多いのも事実です。

どうすれば相手に「伝わる」抄録を書けるのか、そのためのポイントを学んでいきましょう。

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第9回 Too many differentials will kill you.

我々は、意識するしないにかかわらず、なんらかのモデルや思考の型(フレーム)のようなものを利用している。しかし、モデルは現実そのものではなく、いろいろな矛盾をはらんでいる。診断推論の診断仮説の検証ステップでは、鑑別候補となる疾患(診断仮説)の確率を動かしながら吟味をしていく。通常は、この際にひとつの診断仮説のみを考え、同時に複数の診断仮説について考慮することはしない。つまり、疑った疾患Dがあるか、ないかを考え、ベイズの定理を適用してDである確率の上げ下げを行っていく。日常臨床の診断推論では、このモデルは十分実用的である。しかし、無自覚にモデルを利用していると、大きなピットフォールにはまることがある。

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超高齢社会における内科医療の役割を再考する

現代は診療ガイドラインにもとづく薬物治療やデバイスに依存した医療が全盛だが、超高齢社会に突入し、今の医療のあり方には限界が見え始めている。では今後、内科医は何をめざせば良いのか柴垣有吾氏が自らの家族に起きた出来事も踏まえて解説する。(本原稿は、今年5月31日~6月1日に開催された「ACP日本支部年次総会2014」での講演内容を加筆変更したものです)

 
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総合診療医の

育成と臨床研究の

拠点を福島に

JA福島厚生連白河厚生総合病院院長・白河総合診療アカデミーセンター長

前原 和平

福島県の医療機関に従事する医師は、人口10万人当たり全国平均226.5人に対して178.7人と全国4番目に少ない(2012年12月厚生労働省発表)。さらに、介護施設などを含めた医師数は3,685人で、東日本大震災前より195人(-5%)も減少している。医師数が減少しているのは全国で福島県と栃木県(-0.3%)のみで、福島県の突出が目立つ。こうした中、来年4月、福島県立医科大学の寄附講座としてJA福島厚生連白河厚生総合病院に設立された「白河総合診療アカデミー」が本格始動する。同アカデミーは、実臨床と臨床研究が同時に学べる画期的な後期研修プログラムであり、県内の医師不足解消と総合診療医育成の両面で大きな期待が寄せられている。

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独立行政法人国立長寿医療研究センター治験・臨床研究推進部高齢者薬物治療研究室長

古田 勝経

「褥瘡」は薬剤師との協働で治癒させられる。しかも病院経営が大幅に改善。

高齢の寝たきりの患者の治療において、医療者を深く悩ませる褥瘡。同疾患は、「治せない」、「仕方がない」と改善が半ば諦めかけられているのが現状だが薬剤師の古田勝経氏は、薬剤師の視点から見た薬物療法を導入すれば治癒できるだけでなく、医療費が驚くほど減額できると訴える。「2025年問題」の到来まであと10年。薬剤師による褥瘡治療は患者のQOLの向上に寄与すると同時に超高齢社会における医療費抑制の切り札となる可能性を秘めている。

 

送付申し込み・登録変更のご案内

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『Primaria』第10号の発行は2月1日の予定です。